SIN@SAPPOROWORKSの覚書

C#を中心に、夜な夜な試行錯誤したコードの記録です。

Facebookテストユーザ(その2)

1 API仕様による制限

テストユーザ用のAPI仕様は、色々制限があり不便を感じます。
(1) パスワードは、ユーザ作成時にしか取得できない
(2) 一覧取得をすると、ユーザ作成時のパスワードは無効になる
(3) 一覧取得でパスワードが取得できない
(4) ユーザのアクセストークンは1時間しか使用できない
(5) ログインURLは1度しか利用できない
(6) テストユーザの情報は、アプリ認証で許可されている権限に制限される

2 テストユーザ管理用のプログラム

先のような不便さを解消するために、テストユーザ管理用のプログラムを作成してみました。
(不便さを解消するための仕様は青色で記載されています)
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ユーザの一覧は、とりあえずテストユーザAPIでIDとURLのみを取得して構築し、カーソルがあたった時点で、当該ユーザの公開情報を取得して、名前・性別などを更新しています。

(1)アプリIDの初期化(I)

とりあえず、アプリID及びアプリ秘訣を設定することで、すべての機能が利用可能になります。
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(2)ユーザの作成(C)

名前・アプリ認証の有無・アプリに許可するパーミッションなどを指定して、500人まで一気に作成できます。
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(3)友達の追加(F)

表示されている一覧にチェックを入れて友達関係を構築できます。
アプリ認証していないユーザはアクセストークンが無くAPIで友達関係を処理できないため、この一覧には表示されません。
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(4)ログイン(L)

当該ユーザでログインした状態にブラウザを初期化します。
同一ブラウザで複数のログインはできないため、他のユーザでログインしている画面は無効になります。
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ログインURLは、一度しか利用できないため、このメニューを選択時に、一覧更新でログインURLを初期化しています。

(5)開く(O)

当該ユーザのページを開きます。ログイン状態は変化しませんので、現在ログインしているユーザが当該ユーザのページを開いた状態になります。

(6)パスワード(P)

ユーザ情報変更などで使用するパスワードを、クリップボードにコピーします。
一覧更新などで、今までのパスワードは無効になっていますので、このメニューを選択した時点で、APIによりパスワードを再初期化しています。

3 テストユーザのすすめ

投稿・メッセージの連投や、名前変更などを頻繁に行うと、不正ユーザとして検出されてしまいます。テストユーザであれば色々試すことができますので、Facebookの気になる機能を存分にを試してみることができます。

Facebookアプリを作成していない方も、ぜひ、テストユーザで遊んでみて下さい。

githubhttps://github.com/furuya02/CreateTestUser