Objective-CのコードがWindowsで動作する!「Windows Bridge for iOS」(WinObjcのサンプルをコンパイルしてみた)
Windows Bridge for iOS
5月のBuild2015のKeynoteでプレゼンされていた、Objective-CのコードがWindwos10で動くよ!という信じられないプロジェクトが遂に公開されました。
※当時「Project Islandwood」と呼ばれていたものは、「Windows Bridge for iOS」となったようです。
Windows Bridge for iOS - Windows app development
同プロジェクトは、オープンソースとしてGithubで公開されています。
WinObjcとは
Githubで公開されている、WinObjCとは、Windows(VisualStudio)上にObjective-Cの開発環境を提供するものです。
iOSのAPIとの互換性をサポートしています。
動作させるための要件は次のようになっています。
1 Windows10
2 VisualStudio2015(無償で利用可能な Visual Studio 2015 Communityでも大丈夫とアナウンスされています)
なお、
・言語としてVisual C++
・ユニバーサルアプリの開発ツール(すべて)
・Windows 8.1と Windows Phone 8.0/8.1 の開発ツール(すべて)
が必要です。
サンプルアプリ
プロジェクトにはサンプルが2つ入っていましたので、とりあえずこれをコンパイルしてみました。
https://github.com/Microsoft/WinObjC/releases/download/0.1-preview/winobjc.zip
HelloUI
次の図は、winobjc.zipの中のsampleフォルダの中にある「HelloUI」のWinStore10で実行したものです。※プロジェクトは、ストアアプリ(8.1、10)及びWindows Phone 8.1用となっています。
WOCCatalog
続いて同じくサンプルに含まれる「WOCCatalog」です。WindowsPhone用のプロジェクトをコンパイル・実行してみました。
こちらは、iOSの各種コントロールが、ブリッジされて置き換えられている様子がよく分かります。
iOSからの移植が前提なので、Xamarinと違って独自にコントロールを作成した感が滲みでています・・・特にPickerの力ずく感がっパねすw
これがネイティブなiOS利用者にどう映るのか・・・
参考リンク
Open Sourcing the Windows Bridge for iOS | Building Apps for WindowsMicrosoft/WinObjC · GitHub
ニュース - Microsoft、iOSアプリをWindows 10に移植するWindows Bridgeを早期公開:ITpro