読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

SIN@SAPPOROWORKSの覚書

C#を中心に、夜な夜な試行錯誤したコードの記録です。

Xamarin.Forms ターゲット依存コードの配置

【 Xamarin 記事一覧 】

1 プロジェクトの作成

f:id:furuya02:20140531193859p:plain:w300:leftf:id:furuya02:20140531193900p:plain:w300:left

Xamarin3.0で新しく利用可能になったXamarin.Formsを試してみました。

Developers Guides Xamarin.Forms

プロジェクトは、「テンプレート」−「Visual C#」−「Mobile Apps」−「Blanck App」で作成します。
ソリューション内に作成されるのは、ターゲット毎の3種類(AndroidiOS、WindowsPhone8)のプロジェクトと移植可能プロジェクトの4つです。



f:id:furuya02:20140531194108p:plain:w300:left

各ターゲット毎のプロジェクトを「スタートアッププロジェクトに設定」することで、構築が可能です。



f:id:furuya02:20140531194109p:plain:w150:left
以降、例として「Cmailの送信処理」を「ターゲットごとの依存処理(以下、"依存処理")」と位置づけてサンプルを作成してみました。



2 「依存処理」のインターフェース定義

App1(移植可能)のプロジェクトに、インターフェースを定義します。

namespace App1 {
    //「依存処理」のインターフェース定義
    public interface ICmail{
        //to宛にCmaiを送信する
        bool Send(string to, string message);
    }
}

3 「依存処理」の実装

App.Andloid(ターゲット毎)プロジェクトに、先に定義したインターフェースに基づいて、「依存処理」の実装を行います。

namespace App1.Droid {
    //「依存処理」クラスの定義
    class Cmail :ICmail{
        public bool Send(string to, string message){
            //Cメールを実際に送信するコード
            return true;
        }
    }
}


4 「依存処理」オブジェクトの変数

App1(移植可能)のプロジェクトに、「依存処理」クラスの「(1)オブジェクト」、「(2)オブジェクトを受け取るメソッド」及び「(3)オブジェクトへのアクセッサ」を定義します。
「依存処理」オブジェクトは、初期化の前後関係からstaticにする必要があるようです。

namespace App1{
    public class App{
        public static Page GetMainPage(){
            return new MyContentPage(_cmail);
        }

	//(1)「依存処理」オブジェクト
        private static ICmail _cmail;

	//(2)「依存処理」オブジェクトを受け取るメソッド
        public static void SetCmail(ICmail cmail){
            _cmail = cmail;
        }

	//(3)「依存処理」オブジェクトへのアクセッサ
        public static ICmail Cmail{
            get { return _cmail; }
        }
    }

5 「依存処理」オブジェクトの生成と共通プロジェクト側へのセット

App.Andloid(ターゲット毎)プロジェクトで、「依存処理」のインスタンスを生成し、App1(移植可能)のプロジェクト側の変数にセットします。

namespace App1.Droid {
    [Activity(Label = "App1", MainLauncher = true)]
    public class MainActivity : AndroidActivity {
        protected override void OnCreate(Bundle bundle) {
            base.OnCreate(bundle);

            //Xamarin.Formsの初期化
            Xamarin.Forms.Forms.Init(this, bundle);
            
            //「依存処理」クラスを生成しApp1(移植可能)プロジェクト側の変数にセット
            App.SetCmail(new Cmail());
            
            //メインページのセット
            SetPage(App.GetMainPage());
        }
    }
}

6 フォームの実装

App1(移植可能)のプロジェクトで、Xamarin.Formsの定義を行います。
このコードで、各ターゲットに共通したインターフェースが生成されます。

「依存処理」は、インターフェースで共通化して使用し、実装は各ターゲット毎のプロジェクト内にあると塩梅です。

namespace App1{
    public class App{
        public static Page GetMainPage(){
            return new MyContentPage(_cmail);
        }
    }

    class MyContentPage : ContentPage{
        public MyContentPage(ICmail cmail){
            //ボタンViewを生成する
            var button = new Button{Text="Send CMAIL"};
            //ボタンのクリック時にCメールを送信する
            button.Clicked += (s, a) => cmail.Send("0901234567", "テストメッセージ");
      //ボタンをStackLayoutに配置する
            Content = new StackLayout{
                    Children = { button }
            };
        }
    }
}

【 Xamarin 記事一覧 】